S&P500とは何か

S&P500】と【S&P495】から分かるGAFAMの牽引力について | いなかの式積立投資術

S&P500とは一体を示しているのでしょうか?米国株のインデックス投資には必ず出てきますがその概要を知らない人も多いのではないでしょうか?

そこでS&P500とは何かを調べてみました。楽天証券によるとS&P500は以下のように定義しています。

■S&P500

主要上場市場が米国の取引所(ニューヨーク証券取引所、NSDAQ等)の米国企業で、流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されています。東証株価指数TOPIX)と同じように時価総額を指数化したものになりますが、東証株価指数TOPIX)は東証1部全銘柄を対象にしている点が異なります。

 S&P500と比較されるのがダウ平均。ダウ平均のほうが有名ですよね。

■ダウ平均(ダウ工業株30種)

ボーイング(航空機)、アップル(IT)、ゴールドマンサックス(金融)等※、米国経済を代表する30銘柄で構成されています。日経平均株価と同じように平均株価を指数化したものです。

※2017年4月末時点

 S&P500もダウ平均も米国を代表する株価の平均を示していますが、S&P500のほうが銘柄が多く、投資対象としては分散が効いていて一社がこけても大丈夫な指数となっています。

あとの違いは加重平均(S&P500)と単なる平均(ダウ平均)の違いがあります。加重平均は株価×発行株数の平均で計算されます。指数としては加重平均のほうが良いとされていますが、GAFAの規模が大きすぎるためS&P500の指数がGAFAの影響を大きく受けるという問題もあります。GAFAが株価が上がればS&P500も大きく上がりますが、下がれば逆になるということです。インデックス指数なのに少ない数社の影響が大きいというところに問題があるとされています。

 S&P500の500は500社に由来することは分かりましたが、S&Pとは何でしょうか?S&PとはStandard & Poor'sという会社の名前です。Poorとありますが貧乏ではなくて出版社の名前です。1941年にスタンダード・スタティスティックス・カンパニーとプアーズ・パブリッシングが合併したことによってできた会社です。このS&Pですが格付け会社としても有名です。日本ではムディーズのほうが有名かもしれません。格付けでAAAとかをつけるやつです。ちなみに日本国債の格付けはムーディーズS&PA+です。

 

追記です。

S&P500の選定基準は以下のようになっているようです

rojiushi.com

 

時価総額 時価総額が61億ドル以上であること
流動性 評価日までの各半期における売買高が最低25万株あること
本拠地 米国企業であること
浮動株 最低50%が浮動株であること
セクター分類 セクター(業種)間のバランスの維持
財務健全性 直近の四半期および直近の連続4四半期が黒字であること
IPO 最低でも上場から12ヵ月後になってから検討